日本でもテレビで放送されることが多くなってきたソフトボールの試合。
しばらく眺めていると、
なんでソフトボールの球って黄色なの…?
と疑問が湧いてきてしまいます。
野球は白い球なのにソフトボールだけなぜ黄色い球なのでしょうか?
ということで今回は『ソフトボールの球が黄色いのはなぜ?野球との違いやオリンピックの基準は?』についてご紹介させていただきます。
ソフトボールの球が黄色いのはなぜ?
理由①ボールの見やすさ
ソフトボールの試合を見ていると、白い球が飛び交っている時もあれば黄色い球が飛び交っている時も。
一方で野球はと言うと白い球だけが飛び交っており黄色い球は試合で見たことがありません。
なぜソフトボールだけ黄色い球も使われているのでしょうか?
調べてみると、”ボールの見やすさ”が関係していることが分かりました。
ソフトボールの試合は野球よりもピッチャーとバッターの距離が5メートルほど近く、なかなか球をヒットさせにくいとも言われてます。
そのため0点で試合終了となってしまうこともよくあること。
(たしかに間近で超速球が来たら打てない…)
そこで、ピッチャーにとって有利な環境を整えるために「ボールをもっと見やすくしよう!」となったようです。
その見やすい色が黄色だったというわけですね。
理由②ソフトボール人気を高めるため
さらにはソフトボールの球を黄色にするとテレビ映えするとも言われています。
たしかに白い球よりもハッキリと画面に写り、どこに球があるのかが分かりやすいですよね。
ソフトボールへの新規ファンの獲得という期待を込めて黄色い球を使うようになったのだとか。
それによって野球との差別化も測れますし、ソフトボールと野球を別のくくりで見ることができますよね。
ソフトボールがまだ無名だった頃にソフトボールが好きな方が挑戦したことなのかも?
ソフトボールに白い球と黄色い球がある理由は?
ではなぜソフトボールの試合では白い球と黄色い球の両方が使われているのかと言うと…
『2002年にISF(国際ソフトボール連盟)主催の国際試合では黄色い球を使うことが基準となったから』です。
つまり『海外との試合は黄色い球を使うことがルール』ということ。
逆に言えばソフトボールに白い球が使われている試合は国内の試合がほとんどです。
試合を見て気になった方も多いと思いますが、発端や根元にあまり明確な理由はありませんでした…。
単純に国際試合の球の色は定められたものの国内試合の基準は定まっていないということなのでしょう。
なぜソフトボールは黄色い球で野球は白い球なの?
なぜ野球には黄色い球が使われていないのかと言うと、
『野球=白い球』のイメージが強くなりすぎていることがその理由です。
そもそもの発端は、マイナーリーグの試合でグレーの球を使用したところ選手の頭部に球が直撃して死亡してしまったことが引き金。
「白い球であれば見やすいので避けられた」という理由で白い球のみ製造されるようになったみたいです。
ソフトボールではそのような事故は起きていません。
そのため、野球は白でソフトボールは黄色というルールが出来たのではないでしょうか。
ソフトボールの球の色についてのオリンピックの基準は?
オリンピックでのソフトボールの試合では主に黄色い球が使用されています。
理由は前述した通り、『国際試合では黄色い球を使うことがルールとなったから』。
オリンピックは海外との試合なのでテレビに映る球は全て黄色。
普段の試合と違和感を感じる方も多く、「なぜ?」という疑問が生まれやすいみたいですね。
球が黄色い分、スピードがなんだかゆっくりに感じられて視聴者としても見やすいのでありがたいです…。
以上『ソフトボールの球が黄色いのはなぜ?野球との違いやオリンピックの基準は?』でした。